「英語できないのに留学なんて無理」——そう思いながらも、どこかで諦めきれなかった社会人時代の自分に届けたい記事です。
私は受験英語止まり、IELTS未経験の状態から独学を始めて、7ヶ月でOverall 6.5を取得し、オランダの大学院に進学しました。
留学前は英語で日常会話すらまともにできなかったのに、です。
この記事では、私が実際にやった勉強法・使った教材・7ヶ月のスケジュール・失敗したこと、すべてを包み隠さず公開します。
「IELTSって何から始めればいいかわからない」という方が、この記事一本で全体像をつかめるように書きました。
? この記事でわかること
- 受験英語止まりの社会人がIELTS 6.5を取るまでの全手順
- Listening・Reading・Writing・Speakingそれぞれの具体的な勉強法
- 7ヶ月の月別スケジュール
- やって後悔した失敗3選
- おすすめ教材と使い方(DUO 3.0・桐原・ベストティーチャー)
この記事を書いた人
| ニックネーム | はく(@haku_ielts) |
| 英語歴 | 受験英語止まり・IELTS未経験でスタート |
| 職業 | 20代社会人(勉強当時) |
| 勉強期間 | 7ヶ月(平日1.5時間・休日4時間) |
| 最終スコア | Overall 6.5(L6.5 / R6.5 / W6.5 / S6.0) |
| その後 | オランダの大学院に進学 |
結論:IELTSで一番大事なこと
7ヶ月間の勉強を通じて気づいたこと、それを一言で言うと——
「アウトプットの前に、インプットを固めよ」
── インプット先行の法則
私はWritingとSpeakingで大きく迷走しました。
フレーズを覚えてみる、オンライン英会話でレッスンを受けてみる——でも一向にスコアが上がらない。
その原因は、アウトプットするための素材(単語・表現・文章パターン)が頭に入っていなかったから。
試験対策だけをいくらやっても、発信できる英語が体に染み込んでいなければ、SpeakingもWritingも伸びません。
この問題を根本から解決してくれたのが、DUO 3.0でした。
DUOの例文を暗唱できるようになってから、英語が口から出るようになり、レッスンでも本当の意味での練習ができるようになりました。
この「インプット先行の法則」を軸に、以下で具体的な勉強法を解説していきます。
「AIでアウトプット練習すればいいのでは?」という意見について
最近は「アウトプット重視」の英語学習法も広まっています。
確かに、AIを使えばいつでも英会話の練習ができる時代になりました。私もそれは理解しています。
ただ、自分が実際に試してみて感じたのは、AIを使いこなすにはそれなりのスキルが要るということ。
うまく指示を出せないと、会話がかみ合わなかったり、ズレた返答が来たりする。そして何より——
「AIが作ってくれた文章を暗記して、本当に大丈夫なの?」
この不安感が、ずっと心の片隅に残り続けるんです。
そしてこの小さな不安が、アウトプットの量もスピードも確実に下げていました。
その点、DUO 3.0は違います。「まずこの560の例文を暗唱しろ」と、最初からゴールが決まっている。
長年の実績がある教材だから信頼できる。「この例文を完璧に覚えれば土台はできる」という安心感が、勉強を続ける力になりました。
AIを活用した学習法が合う人もいると思います。
でも私のように、「まずひとつのゴールに向かって確実にやり切りたい」タイプには、DUO 3.0のような実績ある教材の方が圧倒的に向いていると感じました。
使った教材3つ
① DUO 3.0
「大学受験英語のバイブル」として長年のロングセラーを誇る単語帳です。
単語を単体で覚えるのではなく、文章ごと暗記するのが特徴。前置詞のニュアンスや単語の使われ方が自然に身につきます。
私は最初に試験対策の参考書から入りましたが、どうしても単語・熟語の知識不足を感じ、途中からDUO 3.0に切り替えました。
これが大きな転換点になりました。
▶ DUO 3.0の詳しいIELTS活用法はこちらで解説しています:DUO 3.0レビュー・IELTS対策での使い方
② 桐原書店のIELTS問題集
IELTS形式に慣れるための問題集として使いました。
Listening・Reading・Writing・Speakingすべての対策問題が収録されており、定型表現や問題形式の把握に役立ちました。
③ ベストティーチャー(Writing・Speaking)
オンラインで英作文を提出し、ネイティブ講師が添削・フィードバックをくれるサービスです。
ただし、DUO 3.0で十分にインプットしてから使うのが効果的。インプット不足のまま使っても、フィードバックを活かしきれません。
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技能別勉強法【実体験ベース】
Listening:シャドーイングで耳と口を鍛える
Listeningは、桐原書店の問題集の音声を使ったシャドーイングを中心に練習しました。
ただ問題を解くだけではなく、音声に合わせて自分が同じスピードで発話できるようになるまで繰り返す、というやり方です。
スクリプトを見ながら音読→スクリプトを見ずにシャドーイング、という順序で練習することで、聞き取り力と発話のリズム感が同時に身につきました。
結果:Listening 6.5
Reading:試験形式に慣れること+TIME誌で気分転換
私は大学受験の素養があったため、Readingはそこまで重点的には対策しませんでした。
主にやったのは、IELTS特有の問題形式(True/False/Not Given など)に慣れること。桐原の問題集でひたすら形式練習をしました。
息抜きも兼ねて、図書館でTIME誌を借りて読むこともありました。
試験勉強に疲れたとき、本物の英語を読むだけで気分が変わりますし、語彙や背景知識が自然に広がります。
結果:Reading 6.5
Writing:定型表現→DUO→ベストティーチャーの順番が正解だった
Writingは一番迷走しました。
最初は桐原問題集に載っている定型表現を覚えて練習していましたが、すぐに限界を感じました。
そこでベストティーチャーを試しましたが、根本的な単語・熟語の知識不足を痛感するばかり。
添削してもらっても、自分の中に言い換える表現のストックがなければ改善しようがないのです。
そこから方針を転換し、DUO 3.0の文章の暗記に集中。
DUOは文章ごと覚えるので、単語の使い方・前置詞・コロケーションが自然にインプットされます。これをやってからベストティーチャーを再開したところ、フィードバックを活かせる力が明らかについていました。
▶ Writingが伸びない原因と対策をまとめた記事はこちら:IELTSのWritingが伸びない本当の理由
結果:Writing 6.5
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Speaking:DUO暗唱→独り言→AI→オンライン英会話の順番
Speakingも最初は全く歯が立ちませんでした。
「英語で話す練習をしよう」とオンライン英会話を始めてみても、言いたいことが出てこない。根本的なインプット不足でした。
DUO 3.0の暗唱を始めてから、状況が一変しました。
DUOを1周目はテキストを見ながら書いて音読、2周目からはAnkiというアプリを使って暗記しました。
2周を終えた頃には、英語が口から自然に出てくるようになっていました。
その後は以下の流れで練習を続けました:
- 独り言英作文:日常のあらゆる場面で英語の独り言を言う習慣をつける
- AIへのアウトプット:ChatGPTなどに話しかける(添削も頼める)
- オンライン英会話:インプットが積み上がった状態で受けると効果が段違い
▶ Speakingが伸びない原因はこちらで詳しく解説:IELTSのSpeakingが伸びない本当の理由
オンライン英会話による量稽古には、ネイティブキャンプが便利です。
月額制で回数無制限なので、毎日気軽に話す習慣がつけられます。
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▶ Speaking対策のオンライン英会話おすすめはこちら:IELTS Speaking対策おすすめオンライン英会話3選
▶ ネイティブキャンプの詳しい使い方はこちら:ネイティブキャンプで発話量を稼ぐ方法【IELTS Speaking活用法】
結果:Speaking 6.0
7ヶ月スケジュール【月別ロードマップ】
勉強期間7ヶ月を3つのフェーズに分けて進めました。
| フェーズ | 内容・重点 |
|---|---|
| フェーズ1 1〜2ヶ月目 |
教材選び・基礎インプット ・IELTSの試験形式を把握 ・桐原問題集で各技能の形式に慣れる ・DUO 3.0を購入し、1周目(テキストを見ながら書いて音読)を開始 ・勉強習慣(平日1.5h・休日4h)を確立する |
| フェーズ2 3〜5ヶ月目 |
DUO 3.0暗唱・シャドーイング ・DUO 2周目(Ankiを使って暗記) ・桐原のListeningをシャドーイングで反復 ・Writing:定型表現をひととおり習得後、DUOに集中 ・Speaking:DUO暗唱と並行して独り言英作文を開始 |
| フェーズ3 6〜7ヶ月目 |
アウトプット・模試・仕上げ ・ベストティーチャーでWriting添削を本格活用 ・ネイティブキャンプでSpeaking量稽古 ・模試を受けて弱点を洗い出し ・本番想定の時間配分で問題集を解く |
大事なのは、フェーズ2でDUOをしっかり仕込んでからフェーズ3に進むことです。
インプットが不十分な状態でアウトプット練習を増やしても、費用と時間が無駄になります(私の失敗談は後述します)。
1日の学習スケジュール【社会人の時間術】
私は営業職として働きながら(残業は月20時間ほど)、平日は約1.5時間を勉強に充てていました。まとまった時間が取れなくても、スキマを積み上げれば十分に戦えます。
| 時間帯 | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 通勤(電車) | シャドーイング・単語確認 | 30分 |
| 昼休み | Writing添削の確認・返信 | 20分 |
| 帰宅後 | 問題集・Speaking練習 | 40〜60分 |
平日合計:約1.5時間。週末は2〜3時間まとめて取り、模試や弱点補強に充てました。
毎日完璧にこなせたわけではありません。残業が続く週は通勤と昼休みだけのことも。それでも「ゼロの日を作らない」ことだけは守りました。モチベーションより仕組み——決まった時間に席につくのを習慣にしたのが、7ヶ月走り切れた一番の理由です。
やって後悔した失敗3選
失敗① 単語帳を3冊同時に買った
「IELTSにはこれ」「ネイティブの語彙はこれ」「スコア別おすすめはこれ」——レビューを読んでいるうちに3冊買ってしまいました。
結果、どれも中途半端になりました。
教訓:単語帳は1冊を完璧に。 DUO 3.0を1冊やり込む方が、3冊を半端に終わらせるより圧倒的に効果的です。
失敗② インプット不足のまま闇雲にレッスンを受けた
「Speakingが伸びない→オンライン英会話を増やそう」という発想で、DUOに取り組む前からレッスンを受けまくりました。
しかし英語が口から出ないのに練習しても、自信を失うだけ。
教訓:アウトプット練習は、インプットが積み上がってから。 DUOの例文を暗唱できるレベルになってからレッスンを受けると、同じ時間で10倍以上の密度になります。
失敗③ 模試を後回しにしすぎた
「もう少し力がついてから模試を受けよう」と思っていたら、本番2週間前まで模試を一度も解いていませんでした。
時間配分や問題の出し方への慣れが足りず、本番で焦りました。
教訓:模試はフェーズ2の終盤(5ヶ月目ごろ)から始める。 早めに「現在地」を把握することで、残りの勉強に優先順位をつけられます。
まとめ:7ヶ月でIELTS 6.5を取った3ステップ
長くなりましたが、結論はシンプルです。
IELTSを独学で攻略する3ステップ
- まずDUO 3.0でインプットを固める(2周・暗唱できるレベルまで)
- Writingはベストティーチャーで添削を受ける(インプット後)
- Speakingはネイティブキャンプで量稽古(毎日話す習慣をつける)
「英語が全然できないのに留学なんて…」と諦めかけていた私でも、正しい順番で取り組むことでスコアを取れました。
大切なのは焦ってアウトプットに走らないこと。まず土台となるインプットを丁寧に積み上げてください。
▶ 留学初日に喋れなかった話はこちら:留学初日に全然喋れなかった話【それでも諦めなかった理由】
▶ IELTS合格後にやることまとめ:IELTS合格後にやること・出願準備チェックリスト
この記事で紹介した教材・サービス
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