IELTSのスコアが出たとき、正直ほっとした。
目標だった6.5が出て、出願要件もクリア。「よし、次は出願の準備だ」と切り替えた。英語の勉強は、もう十分やった気がしていた。
でも留学してみてわかった。「スコアが取れた」と「英語で話せる」は、まったく別の話だった。
この記事では、合格後に自分がやったこと・やっておけばよかったこと、そしてその根本にある「なぜ留学に行くのか」という問いについて書く。
合格後に自分がやったこと
スコアが出てからも、DUO 3.0をしばらく続けていた。試験中に積み上げた語彙をもう少し固めたくて、例文を繰り返し読んだり、音声を聞きながら確認したりしていた。
これ自体は悪くなかった。語彙の定着には効果があったし、DUO 3.0の例文は実際の会話でも使える表現が多い。
ただ、いま振り返ると「試験が終わったから、英語の勉強もひと区切り」という感覚があった。語彙を固めながらも、どこかで満足してしまっていた。
やっておけばよかったこと
もっとやっておけばよかったと思うのは、ネイティブとの実際の会話を想定した練習だ。
DUO 3.0で語彙は増えた。でもそれは「知っている表現」が増えただけで、「とっさに口から出てくる表現」にはなっていなかった。留学してみると、この差が如実に出た。
頭の中に言葉はある。でも会話のテンポの中で出てこない。相手はじっとこちらを見ている。その沈黙が怖くて、余計に頭が真っ白になる。
スコアを取った後の数ヶ月を、もう少し「実際に使う練習」に充てていれば、留学初日の景色は少し違ったかもしれない。
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根本の問題:「スコアが取れた = もういいでしょ」の罠
なぜ合格後に練習が疎かになってしまうのか。一つの理由として、留学の目的が「海外の大学院で学ぶこと」にある人は要注意だと思う。
英語そのものを伸ばしたいのではなく、特定のプログラムで学びたいことがある。IELTSはそのための入場券でしかない——そう感じている人は、スコアが出た瞬間に無意識で「英語はクリア」と思ってしまいやすい。
でも留学先での生活は、当然ながら英語で回っている。授業も、寮での会話も、スーパーでの買い物も。スコアは入場できたことを証明するだけで、その後の生活を保証してくれるわけではない。
「なぜ留学に行くのか」という目的と、「英語力をどこまで上げるか」は、切り離して考えた方がいい。
なぜ留学に行くのかを、一度考えてみる価値がある
留学の動機は人それぞれだ。
- 海外の大学院で専門的に学びたい
- 英語を使って仕事できるようになりたい
- 海外で生活してみたい
- 視野を広げたい
どれも立派な動機だし、「とにかく行ってみたい」という勢いだって大切だ。実際、考えすぎて動けないよりは、行動してから気づく方が多くのことを得られる。
ただ、目的を少し言語化しておくと、スコアを取った後に何をすべきかが見えやすくなる。
「現地で友達を作りたい」なら、会話の練習が最優先になる。「授業についていきたい」なら、アカデミックライティングや専門用語の準備が必要になる。目的が明確なほど、合格後の時間を無駄にしにくい。
もし「留学したいけど、何から考えればいいかわからない」という段階なら、留学エージェントに相談してみるのも一つの手だ。自分に合った留学の形を一緒に整理してもらえる。
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→ 海外に行きたいけど何から始めればいい?【留学ジャーナル】に相談すれば失敗しない理由
合格後にやっておくべきこと、まとめ
経験をもとに整理すると、こうなる。
✅ スコアが出たらすぐやること
- 出願書類の準備(成績証明・推薦状・SOP)
- 語彙の定着(DUO 3.0の継続・復習)
✅ 渡航までの間にやっておくこと
- 実際の会話を想定した練習(ネイティブとのフリートーク)
- スラング・口語表現に耳を慣らす(英語ドラマ・Podcast)
- 「英語で話すマインド」を作る(英会話カフェや気軽なサービスの活用)
? Speaking練習サービスの選び方
渡航前のSpeaking練習にネイティブキャンプが使えるか、詳しくレビューしています。
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? Speaking練習の選び方
IELTS合格後〜渡航前のSpeaking練習に使えるサービスを比較しています。
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まとめ:スコアは「通過点」、留学は「その先」
IELTSのスコアを取ることは、目標ではなく手段だ。それ自体に意味があるのではなく、「留学して何をするか」のためにある。
スコアが出た後に満足してしまうのは、よくある落とし穴だ。
合格後の数ヶ月は、語彙の定着と並行して、実際に使える英語を作る時間に充ててほしい。留学初日の自分が少しでも楽になるように。


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